第６回セミナー実施報告

１０月２２日（日）ビッグ・アイの小研修室５で、第６回セミナー「生前にできる相続対策」（遺言・民事信託・任意後見の使い方）を開催しました。
当日は衆議院選挙投票日でもあり、台風２１号の影響で大雨にもかかわらず、１５名の方にご参加いただきました。足元の悪い中、ご参加をいただき本当にありがとうございました。

今回は今からできる、今しかできない相続対策として、相続発生の時に家族が困らないように、家族のために生前にしておきたいことを事例を交えて解説しました。また、セミナーの後半では、プルデンシャル生命保険㈱の藤原悠貴氏に終身保険を活用した生前贈与の相続税対策についてのお話をしていただきました。

セミナー後のアンケートを見ていますと、やはり身近である遺言書の書き方が大変参考になったという意見が多かったです。
民事信託については、少し難しかったという意見や勉強になった、もう少しほりさげた話が聞きたかったという意見がありました。
夫婦でご参加いただいた方もいましたし、家族（子供）と参加すればよかったという方もおられました。
相続の話題はデリケートで、仲の良い家族間でも避けてしまう傾向があります。今回のようなセミナーに一緒に参加し、家族間での相続問題の話し合いのきっかけにしていただければと思います。

今回は時間も限られており、質疑応答の時間もあまり取れませんでしたが、今後の課題としましては、セミナーを聞いていただいた後、皆様からの個別の相談も受け付けられる機会を取りたいと考えております。

今後も定期的に法律相談会・セミナーを開催していく予定です。
詳細は泉北コミュニティやＨＰにてご案内しますので、よろしくお願いいたします。

合同セミナー実施報告

平成２９年９月１０日(日)、堺市産業振興センター（旧じばしん）で司法書士と税理士による合同の無料セミナー『家族で考える相続対策～もめない相続のために今何をすべきか～』を開催しました。
当日は蒸し暑い日でしたが、２０名のご参加をいただきました。ご足労いただいた皆様、本当にありがとうございました。 

法律相談会でも相続税のことをあわせてよく聞かれるので、今回は初めての試みとして、税理士法人杉井総合会計事務所の代表社員である杉井克彦先生とご一緒させていただきました。

前半では、司法書士である私、樋口聡が「民事信託の活用と相続対策について」を事例を紹介しながら説明しました。
後半では、税理士の杉井克彦先生より「相続対策の失敗事例に学ぶ」を相続の失敗事例を紹介しながら、面白おかしくお話していただきました。
講義後は、皆様からの質問も受け付け、活気のあるセミナーとなりました。 

参加後のアンケートを見ていると、「民事信託の話は初めて聞いた」という方も多く、「もっと早くに知っていたら、適法でスムーズな相続対策がとれたに！」という方もおられました。
相続税の話では、事例が身近で分かりやすく相続税対策の必要性がよく分かったという感想が多かったです。全体的に事例紹介が沢山あり分かりやすく、とても参考になったという感想を多くいただきました。 

相続に関わることは、誰もが避けては通れないものです。しかし、仲の良い家族間でも、相続の話題はデリケートで準備を無意識のうちに避けてしまい、結果、続開始後に様々な問題に直面し、手続きが円滑に進まないケースも多くみられます。 

当事務所では、円滑な家族関係を維持していくためにも、円滑な相続を進められる準備をしておくことがとても大切であり、自分の想いを乗せた確実な財産承継のためには、昨今注目を集めている民事信託（家族信託）の方法が有効であると考えております。

「民事信託の話はもっと勉強しないと分からないことが多いです。」という感想もあったので、今後のセミナーの参考にし、より分かりやすいセミナーが開催できるよう改善していきたいと思います。

今後とも皆様のお役に立つセミナーを開催していく予定ですので、よろしくお願いいたします。

第5回セミナーの実施報告